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有機質肥料と化学肥料

地域の炭素資材を田畑に入れる

条件の悪い畑で、しかも無農薬栽培という方法で、将来性のあるやり方が、この木屑チップを使った方法ではないかという気がしています。
道路掃除や里山の手入れ、果樹のせん定枝など、地域には溢れるほど木屑が出ます。これはとても有効な農業資材だと確信しています。このような炭素資材を田畑に入れれば非常に機能的な循環の形ができます。

炭素を入れて、微生物が喜び、作物が喜び、生産者が喜び、消費者が喜ぶ―――。誰も損をしない喜びの形が木屑チップ栽培には詰まっていると思います。
お世話になっている地元の方々に少しでも役に立てる存在になれるように、これからも炭素の可能性を信じて努力し続けていきます。

木膚チップで土も野菜も激変

草質主体の有機物による改良方法より、 木屑チップは明らかに高い効果があらわれました。今までは「最初は土がよくなるけれど、たとえばレタスは作の後半になると土が締まってきて、ヘタをすると出荷サイズに届かない」という感じだったのが、「最後まで土が締まらずに、ちゃんと出荷できるものがとれて、しかも生育スピードが一〇日くらい早まる」という頼もしい感じになってきたのです。

木屑チップは土の表面が見えなくなるくらい散布し、軽く土にすき込みます。サラサラなのにしっとりとした感じの土の表層を維持できます。

僕のメイン作物であるニンジンは、品質が一気に上がり、糖度も抜群に高くなりました。収穫時の手間も激変。今までは土が乾燥していると、水で濡らすかショベルを使わなければ掘れなかったものが、手でスポスポと抜けるようになって本当に驚きました。

須磨北産の肥料を使う

大量に入手、表面施用も

一人一haほどの畑を管理している五人全員がチップを使い始めると、それだけの量をまかないきれなくなりました。そんなとき、地主さんからありがたいお話が!地元の須磨北造園土木という遊園業者さんが、仕事で出る大量の木屑をせっかくなら地域に役立てたいと、ウン千万円クラスの機械 (チッパー)を購入し、チップ堆肥作りを始めているというのです。

その社長さんを紹介していただき、さっそく伺うと、モニターとして木屑チップを自由に使わせてもらえることになりました。「もう感謝しかない!」という展開でした。
最初、社長さんは「えっ、生で使うの?」と驚いていましたが、木屑チップを入れてつくった畑のジャガイモを食べてもらったら、納得してくれるとともに、とても喜んでくれました。
木屑チップを大量に使わせてもらえるのをいいことに、 土にすき込むだけでなく、表面施肥も始めました。そうして育てたジャガイモは、一株に三〇個近くつくものもあり大豊作でした。
パクチーをメインでつくっている森田君は、「色や艶、味などすべてにおいてクオリティーが上がった。何より生育中の作物の元気さが全然違う」と興奮気味です。
木屑チップ栽培に最初に目を付けた岡田君は、「生チップを大量に表面施配することで、果樹の肥料や農薬も大幅に減らせるかも」と鼻息を荒くしています。

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